第19番札所 篠栗地蔵堂

(ささぐりじぞうどう)
ご本尊:地蔵菩薩
ご真言:おん かかかび さんまえい そわか
39番を下ると守堂者宅の奥に『第19番篠栗地蔵堂』がある。
篠栗地蔵堂は、昔は日の浦から荒田、丸尾に行く峠近くにあったが、昭和28年(1953)の大水害で堂が当会、現在地に移転した。
本尊は延命地蔵菩薩、篠栗霊場開創当初からの石仏本尊と仏師小川静雲作の新本尊を安置。旧本尊の台座には「日の浦伊助」と初代守堂者名が刻字されている。左に六地蔵が立つ。六地蔵とは、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道を守護、教化する六体の地蔵尊をいう。
年配の夫婦連れの奥さんが、昔赤ん坊連れでお参りに来て、境内のベンチに子供を寝かせて拝んでいると、子どもが暴れてベンチから落ちたが、まるでお地蔵様が抱き取ってくれるようにふわりと落ちケガもなかったという。
初代伊助と二代目又次郎は篠栗霊場の開設世話人として尽力された。また又次郎は藤木藤助翁を助け一緒に四国霊場を巡り、聖砂を持ち帰た篠栗霊場開創六人衆の一人である。
基本情報・サービス
ご朱印は入口守堂者宅
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町3956-3
アクセス
JR篠栗線「篠栗」駅から徒歩約20分、車約4分
第39番札所「延命寺」より280m
第62番札所「遍照院」より340m