第69番札所 高田観音堂

(たかたかんのんどう)
ご本尊:聖観世音菩薩
ご真言:おん あろりきゃ そわか
37番から集落を抜け、国道を超えると『第69番高田観音堂』である。
昔、この地に三界萬霊塔を祀る小堂があり、ここに札所が建てられた。三界萬霊塔とは、一切の衆生が生死輪廻する三界の種々の霊を祀った石塔である。
観音堂の本尊は、聖観音で大正5年(1916)に博多の信者一同から寄進された。大正から昭和初期の頃は、毎月十七日の観音様の縁日か二十一日の御大師様の縁日に組合の持ち回りで「お十七夜」(観音講)が開かれていた。桜の頃はお接待、七月には「百万遍」という数珠繰りが行われていた。子どもも参加をしてお供えのお菓子や赤飯をもらうのが楽しみだったという。
札所は、組合員の持ち回りで清掃等の管理をしている。入口の花壇には四季折々の花が参拝者を迎え入れてくれる。
基本情報・サービス
ご朱印は堂内
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町高田466−2
アクセス
JR篠栗線「篠栗」駅から徒歩約15分
第37番札所「高田阿弥陀堂」より360m
第32番札所「高田十一面観音堂」より400m
駐車場