第38番札所 丸尾観音堂

(まるおかんのんどう)
ご本尊:千手観世音菩薩
ご真言:おん ばざら たらま きりく
第8番、第10番から下ると旧丸見屋旅館の隣に『第38番丸尾観音堂』がある。
この札所を創設は、有隅文助翁で篠栗霊場を開基した藤木藤助翁を助けて四国霊場を巡り聖砂を持ち帰った五人衆の一人、開創の功労者である。
平成13年(2001)に新築した堂内には、金箔塗の本尊千手観音、旧石仏本尊、弘法大師、弁財天が祀られる。旧石仏本尊の台座には、「有隅文助」と刻まれている。堂外には十三仏堂、生目八幡堂や、修行大師、鯖大師、潜り大師、文助翁の墓碑などが祀られている。
墓碑の碑銘は「放譽光照信士」、台座には「篠栗霊場創設 落慶之碑 元治二年(1865)五月五日 有隅文助」とあり、横の十一面観音碑面には「篠栗霊場百回参拝記念昭和五十六年佐世保市下京町武富和太一」とある。
丸見屋には、文助翁の古い納経帳が伝わっている。文助翁は仏心篤く、嘉永2年(1849)頃から諸国の霊場を巡拝した。
基本情報・サービス
ご朱印は堂内
住所
札所住所: 福岡県糟屋郡篠栗町篠栗2754−2
アクセス
JR篠栗線「筑前山手」駅から車約6分
第8番札所「金剛の滝観音堂」より220m
第41番札所「平原観音堂」より600m
駐車場