第32番札所 高田十一面観音堂

(たかだじゅういちめんかんのんどう)
ご本尊:十一面観世音菩薩
ご真言:おん まかきゃろにきゃ そわか
69番から東に向い、標識に従い左手に入り込んだ小高い丘の上に『第32番高田十一面観音堂』がある。
入口の石段を上がると大きな一枚岩で覆われた「くぐり岩」を抜けるとお堂が見える。頭が高すぎるとゴツン、こごめた頭を早くあげてもゴツン。観音様は私たち参拝者に頭を下げる間合いを教えてくださっている。
札所は、近隣の組合で掃除等の世話をしている。隣のお堂には「糟屋郡中第十番札所」とある。粕屋十番の札所は火除けの観音として火災予防の観音様として信仰を集めている。
本尊は焼けのこったものの真っ黒になったので、仏師に頼んで修理しようとしたが仏師に障りが出たので、焼け焦げのまま右に祀られている。
明治42年「火事じゃ、火事じゃ」の叫び声に村人が近づくと、人影はなく本堂横が燃えていたので消し止めた。以来村には大火はなく安穏に暮らせるのは観音様のお蔭とますます信仰を集めるようになった。
基本情報・サービス
ご朱印は堂内
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町高田331
アクセス
JR篠栗線「篠栗」駅から徒歩約15分
第69番札所「高田観音堂」より400m
第4番札所「金出大日堂」より800m
駐車場