第27番札所 金出神峰寺

(かないでこうのみねじ)
ご本尊:十一面観世音菩薩
ご真言:おん まかきゃろにきゃ そわか
86番向側に福生園の看板がありその坂を上ると庭園の高みの中に『第27番金出神峰寺』がある。
札所は明治時代の地元名士の藤金作翁の別邸の広い敷地内にある。金作翁の孫で、篠栗町長を務めた藤岩雄氏は長年守堂者を務めていたが、平成4年(1992)に没したので、今は日乃出屋主人が広い別邸跡地を譲ってもらい季節の料理店を経営する傍ら札所を委託され管理している。
藤金作翁は明治期の篠栗を代表する事業家、政治家、篤志家として活躍した地名士である。弘化元年(1844)生れで、篠栗の問屋、庄屋、篠栗村村長、県議会議員、国会議員として政界で活躍。晩年は八木山越えに私費を投じて桜を植え、今日の桜の名所「新吉野」を作った。84番向に翁の頌徳碑がある。
基本情報・サービス
ご朱印はお堂左側
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町金出3258-26
アクセス
JR篠栗線「篠栗」駅から徒歩約25分、車約6分
第86番札所「金出観音堂」より480m
第87番札所「弘照院」より340m
駐車場