第22番札所 桐ノ木谷薬師堂

(きりのきだにやくしどう)
ご本尊:薬師如来
ご真言:おん ころころ せんだり まとうぎ そわか
石段を十段ほど上った見晴らしがよい高みに『第22番桐ノ木谷薬師堂』がある。
もともと山麓にあったが現在の守堂者の祖父の時代にこの地の雑木林を開墾し、石垣を作り本堂を建立移転させた。しかしそのお堂も老朽化し平成10年(1998)に大牟田市の篤信者らの寄進で、二間四面の堂が改築された。
堂内には、本尊薬師如来、旧石仏本尊、大日如来、弘法大師像が祀られている。
昔、生れながらの盲目の女性が14歳の時に家族に連れられてお参りに来た。それから目が見えるようになり、霊験に感激した女性はその後も亡くなるまでお礼参りを欠かさなかったという。そして高齢で亡くなる時には自分の位牌を本堂に置いてほしいと遺言した。今はその子孫がお参りを引き継ぎ、毎年4月と11月に供養の品を持って訪れている。
基本情報・サービス
ご朱印は堂内
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗645-25
アクセス
JR篠栗線「城戸南蔵院前」駅から徒歩約45分、車約8分
第55番札所「桐ノ木谷大日堂」より200m
第56番札所「松ヶ瀬地蔵堂」より870m(竹林細道)