第63番札所 天狗岩吉祥寺

(てんぐいわきっしょうじ)
ご本尊:毘沙門天
ご真言:おん べいしら まんだや そわか
83番から荒田高原・奥ノ院に向い参道を上ると『第63番天狗岩吉祥寺』がある。
本尊は石造の毘沙門天、左右に大吉祥天、禅弐師童子が祀られる。お堂は、昭和63年(1988)北九州市「一畑薬師小倉分霊所」有志が寄進建立された。
縁起によると、唐より帰国した弘法大師が若杉の奥の院で修行している時、この行場に棲む天狗が修行を妨害した。村人にも悪さをして困らせていらのを知り、大師が法力でその天狗を折伏、改心させた。天狗は大師に帰依し、この行場を通る村人や参拝者を守ることを誓ったという。今、行場に集まるカラスは天狗の使いとして参拝者を守ってくれる。
境内には十一面観音堂、十三仏堂、大師堂、三宝荒神堂や役小角堂(えんのおづかどう)、天狗堂が祀られている。
秋を過ぎるとお堂の前に寒桜が咲き始める。
基本情報・サービス
ご朱印は千手院(83番)本堂
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1926−8
アクセス
JR篠栗線「筑前山手」駅から福間約10分
第83番札所「千手院」より220m
第29番札所「荒田観音堂」より690m
駐車場