第58番札所 大久保観音堂

(おおくぼかんのんどう)
ご本尊:千手観世音菩薩
ご真言:おん ばざら たらま きりく
筑前山手駅より一ノ滝方面から大久保へ、6番を過ぎると『第58番大久保観音堂』である。
本尊は木彫り金箔の千手観音で大正15年(1926)仏師小川静雲作で柔和なお顔が美しい観音様である。
開創時は、58番、88番、12番と合祀されていた。
代々桐生家は平家の落ち武者の子孫。墓碑には「伊達七郎左衛門を祖とする京都禁裏の守護役人で安徳天皇と行を共にし、平家滅亡後の文治元年(1185)三月、二児と共にこの地に逃れて隠棲、伊達姓を変えて母方の桐生姓を名乗り‥‥」とある。
また、先祖の桐生利平は篠栗霊場開創当時から発願者の慈忍尼や藤木藤助翁を助け、霊場開設発起人筆頭に名前を残す功労者である。
基本情報・サービス
ご朱印は守堂者宅納経所
住所
札所住所:福岡県糟屋郡篠栗町篠栗1336
アクセス
JR篠栗線「筑前山手」駅から徒歩約60分
第88番札所「大久保薬師堂」より80m
第6番札所「小浦薬師堂」より800m
駐車場