通称養老ヶ滝といわれる明王院。この養老ヶ滝は養老二年(718年)にインドの高僧、善無畏三蔵が開いたとされる滝で、不動明王を祀り修行したと云われている。
弘法大師が唐より戻った際にこの滝で修行したとされ、今でもたくさんの修行者が訪れている。本尊には、五大明王(不動明王、降三世明王、軍荼梨明王、大威徳明王、金剛夜叉明王)が、その横の護摩堂には愛染明王を中心に毘沙門天、境内には十三仏など、非常に多くの仏様が祀られている。
また、昭和47年に新たに建立された文殊院には文殊菩薩も祀られており、こちらも多くの人から信仰されている。