延命寺は明治末期、初代住職 牟田良諦師が長崎県五島より篠栗町に移住し、現在地で堂宇を建立。弘法大師を安置して『延命庵』を開創した事に始まる。その後、大正十年に第三十九番札所を譲り受け、昭和二十年代に二代 良泰師が寺名を『延命寺』とし現在に至る。
延命寺は国道201号線添いの西鉄日の浦口バス停横に位置し、境内には樹齢100年以上になる大銀杏があり、秋には見事な黄葉を見せてくれる。境内には温熱療法として知られるイトオテルミー発明者 伊藤金逸医学博士の石碑が建立されており全国から参拝者が訪れている。
令和元年(二〇一九)七月には、お遍路や観光等で利用できる貸切素泊り宿『和み庵』を延命寺の隣りに開業した。