戦国時代、山賊によって多くの人が命をおとした。その人々の供養と旅人の安全を願い建立されたのがこの「宝山寺」。
周辺には毎春桜並木が満開になり、その素晴らしい景観は山桜で名高い「吉野千本桜」(奈良)をしのぐといわれ、新吉野と称されるほどだ。ここでは、薬師如来を本尊に祀り、本堂前には山伏修行の場であった“黄金まき岩(かねまきいわ)”があり、毎年10月の第三日曜日には紫燈護摩大祭が厳修される。
その他の見所としては雄滝、雌滝の二つの流れをもつ紅葉瀧や、厄落としの坂(男42段・女33段)、厄除大師、水子地蔵などが奉られており、篠栗霊場のお遍路さん以外からの信仰も厚いお寺である。
ちなみに、境内には美味しいお茶屋さんもあるので、お遍路の途中にここで一服するのも良いだろう。
毎月28日、不動護摩を行っている。
毎月2回、御詠歌講習教室が行われている。